●鬼心なければ鬼人なし・・・
高野長英の言葉にこのような言葉があります。
「我身に鬼心なければ、何れの里にも鬼人なし」。
<人はみな同じ・・・。そこに鬼人などいるはずがない・・・。それでも、鬼人がいるように見えるのは、そう見る人のこころの中に鬼心があるからだ・・・>。
部落差別に置き換えて言えば、こういう表現になります。
<人はみな同じ・・・。そこに賤民などいるはずがない・・・。それでも、賤民がいるように見えるのは、そう見る人のこころの中に差別的なこころがあるからだ・・・>。
幕末の医師・高野長英の獄中書簡「わすれがたみ」(別名、鳥の鳴音)の一節です。
「我身に鬼心なければ、何れの里にも鬼人なし」。
教会の庭でたわむれる二羽のジョウビタキの姿を写真にとりながら、筆者の脳裏に、この「我身に鬼心なければ、何れの里にも鬼人なし。」という言葉が過って行きました。
筆者の若かりし日に目にした言葉です。今は、筆者の血となり肉となり、意識に登ることはほとんどありませんが、二羽のジョウビタキがこの言葉を思い起こさせてくれました。
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