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2008年12月 3日 (水)

●戦前の部落史の3大通史のひとつ、「同和問題の歴史的研究」を注文・・・

三好伊平次著『同和問題の歴史的研究』を注文・・・

戦前、執筆された、部落史の3大通史のひとつ、三好伊平次著『同和問題の歴史的研究』を、インターネット上の古書店で見つけて注文しました。

三好伊平次氏は、岡山の被差別部落出身・・・。戦前、部落融和事業の担い手、あるいは思想家としてその名を馳せています。

筆者、いままで、この三好伊平次氏の論文を読んだことはないのですが、インターネットの古書販売で検索してみましたら、1400円で販売されていましたので、入手することにしました。これで、沖浦和光氏がいう部落史の3大通史すべてを入手したことになります。

戦前、被差別部落出身者によって執筆された唯一の部落史の通史・・・。

筆者が、『同和問題の歴史的研究』に関心を持つのは、それだけの理由ではなく、著者の三好伊平次氏と、戦前の<特別高等警察>との密接な結びつきにあります。

近世幕藩体制下の司法・警察であった非常民としての穢多・非人の職務として、<公安警察>があります。三好伊平次氏は、その末裔・・・。明治・大正・昭和の<公安警察>である<特別高等警察>と深いつながりがあっても、決して、不思議ではありません。

三好伊平次著『同和問題の歴史的研究』執筆の背景には、<近代部落>と<近代警察>との深いつながりが前提されています。三好伊平次氏の、戦犯に指名された、ある<特別高等警察>に対する<助命嘆願>の<無題>の文章の中に、そのつながりが示唆されています。

近代部落差別の本質を把握するためには、<暗き>時代の<闇>を明らかにする必要があります。この<闇>・・・、多くの部落史の学者・研究者・教育者が、おのれの身の安全をはかるため、研究の対象として避けてきた<闇>でもあります。

公開されてひさしい、ある<特別高等警察>官の残された資料を批判検証するに、何の問題もありません。

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