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2008年8月25日 (月)

●こどもの頃の味・・・

Bdo0808252

妻と筆者の結婚30周年記念・・・

神学校在学中、2年目の春休み、筆者と妻は、日本基督教団阿佐ヶ谷東教会で結婚式をあげました。結婚式のあとは、幼稚園の園舎で、質素な祝会・・・。

でも、阿佐ヶ谷東教会の青年会や幼稚園の先生たちのご配慮によってこころに残る結婚式をあげることができました。根本敬兄と西阪仰兄が、筆者と妻のために、作曲してくださり、それを演奏してくださいました。

それから、30回目の結婚記念日をこの春、無事迎えました。

2006年の夏、妻に、「結婚30周年のお祝い、何がいい・・・?」と尋ねますと、「こどもの頃、実家の庭にあった、みどりいろのぶどうと同じぶどうを食べてみたい・・・」といいますので、教会の瓦礫とバラスだらけの庭を開墾して、ぶどうの木を植えることにしました。

どうしたら確実にぶどうの実を2008年の夏に収穫することができるのか・・・、そのおとうさんが、ぶどう・巨峰の栽培農家であった教会役員さんの妹のご主人(兵庫県加西市で専業農家をされている方・・・)の指導を受けて、ぶどうの苗木を植えるための土つくりからはじめました。

植えることになったぶどうの苗木が、新しい品種の翠峰であったことは単なる偶然です。国道2号線沿いの米沢園芸の担当者の方から強力にすすめられたからです。

ぶどうの苗木を植えて、年を明けた春、突然とぶどうの苗が成長をはじめました。1日10cm~15cmのびていきますので、筆者、山口県のぶどうの産地・須金を尋ねて、ぶどう栽培農家の方に教えていただくことにしました。しかし、どのぶどう園も、ネットが張られていて中に入ることもできませんし、人影もありません。ただ、唯一、ぶどう園で作業をしている農園が一カ所ありました。筆者、ぶどう園の奥深いところで、楽しそうに話をしながら作業する人々に向かって、「見学させていただいてよろしいでしょうか・・・」と声をかけました。「どうぞ・・・」という声が返ってきましたので、生まれてはじめて、ぶどう園の中に足を踏み入れ、そこで作業されていたぶどう園の奥さまに話をお伺いすることができました。松田観光農園のご主人や奥さまとの出会い・・・、これも偶然です。

大きくなっていくぶどうの苗木を支えるべく、つくりはじめたぶどう棚・・・、筆者のこころもとない作業を見て、20年近く、教会のクリスマスイブの礼拝に出席してくださる、徳山藩の北穢多村の末裔の方々の指導的役割をになっている<兄>が、ぶどう棚を構築してくださいました。その費用は、阿佐ヶ谷東教会の長老の方が出してくださいました。

そして、摘枝・摘花・摘房・摘粒・・・などの作業にことごとく失敗しながら、なんとか、妻の誕生日にささげる、筆者と妻の結婚30周年記念のぶどうをつくることができました。

筆者の妻がよくいう言葉に、「山口の人は、ひとに、野菜や果物をあげるとき、あたまに<くず>をつけた方がいいようなものをあげるのが普通のようですが、福島の人は、逆で、いちばんいいものをさしあげるのが普通です・・・」というのがあります。

今回、さしあげた、ぶどう・翠峰の房は、そのとき、いちばん、房の形・色・味・香りなどがいいものをさしあげました。

そのため、今、ぶどう棚の下にぶら下がっているぶどう・翠峰は、ほとんど<商品価値>のないものばかり・・・。

しかし、筆者の妻は満足しています。「こうして、ぶどう棚の下で、完熟したぶどうの粒をとって食べることができる、これが、しあわせなのよ・・・」。こどもの頃、幼稚園生・小学生・中学生の頃、みどりいろのぶどうを食べるのが、とても楽しみだったそうです。

今朝、ぶどう棚の下に入って、残されたぶどうの房から、完熟した粒を摘み取って、口にいれながら、「そうそう、こどもの頃たべたみどりいろのぶどうの味・・・」と満足そうでした。

これで、結婚30周年の妻にささげるプレゼントは完了・・・。

しかし、これから、毎年、ぶどうを栽培していかなければなりませんね・・・、妻に対する筆者の思いは、これからもずっと続くことになります。来年は、ぶどう作りの作業に失敗しないで、きちんと育てて、阿佐ヶ谷東教会の元青年会の方々にもお送りしたい・・・。晩年、妻の実家のある東北・福島の地に戻って<農業>をはじめたときは、無農薬・有機栽培の野菜をおとどけしたい・・・。

上の写真のぶどう・翠峰は、ほとんど原寸大です(教会の庭のぶどう翠峰はふつうの粒で直径35mm、大きな粒では40mmを越える場合もあります。<ドシロウト>の無農薬・有機栽培でもこんな大きさになるのですから、農薬・化学肥料を使ってプロが作った翠峰はどんな大きさになるのでしょうか・・・。ピンポン玉は直径40mmですから、ピンポン玉が35~40個ぶら下がった翠峰の房、筆者一度自分の目で見てみたい・・・)。教会の庭のぶどう棚にぶらさがっているぶどう・翠峰を毎日ながめていると、スーパーで販売されているぶどう・・・、なぜか、とても小粒に見えます。びっくりするほど大きくなったぶどう・翠峰を見て、妻曰く、「1粒200円くらいですか・・・、1人前3個で十分・・・」。

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