●午後、老人ホームへ花を届けに・・・
この前の教区総会のとき、日本基督教団下松教会の役員の方から、老人ホームに入居されている、ある姉妹を尋ねてほしい・・・、と依頼されました。
といっても、その姉妹・・・、現在は、下松教会の信徒の方なので、下松愛隣教会の牧師が訪問することが果たしていいのかどうか・・・、横にいてその話を聞いていた下松教会の牧師は、首を横に振っていましたので、筆者、どうしたものか、判断に困ってしまいました。
<牧会ルール>を侵害しないで、下松教会の役員の方の希望をもかなえる方法として、この日曜日(母の日)、その姉妹に、教会の庭に咲いている花を届けることにしました。
しかし、天気予報では、明日は雨が降るとか・・・。
それで、今日の午後、スイトピーの花(白・赤・黄・むらさき・ピンク)を50本ほど切りとって、カゴに入れて、その姉妹が入居しているという老人ホームを尋ねました。
最近の老人ホームは、玄関とそれぞれの部屋に鍵がかかる仕組みになっていて、部外者とは簡単に面会できないシステムのようです。最近の老人ホーム、筆者の目からみますと、なにか、精神病院の病室のようなイメージがあります。
筆者、野良作業スタイルで、ゴム長靴をはいて、麦わら帽子をかぶっていましたので、それにふさわしい挨拶をすることにしました。「下松教会の役員の小笠原さんに頼まれて、母の日の花を持ってきました。明日雨が降ると花がだめになるおそれがありますので、今日持参しました・・・」。
応対に出てこられた看護婦さんの方、筆者の説明を聞いてほっとしたようです。
人は歳をとるにつれて、その人の本性があらわれるといいます。その姉妹、長い間公務員をされていたのですが、公務員の枠の中にいるときは誠実な人として評判だった人ですが、公務から離れて私的な世界にはいりますと、「表」と違って「裏」の顔が露骨に出てきます。教会の牧師や信徒に対する無理難題は日常茶飯事で、裏にまわっての根回し・画策、誹謗中傷・罵詈雑言・・・、それでやっと、姉妹自身の精神的安定を保っておられるようでした。
筆者も、こんな要求をされたことがあります。「牧師先生は、家族が大切ですか、信徒が大切ですか。当然、信徒ですよね。そうなら、今すぐ、離婚して、私たちが指名する被差別部落の女性と結婚してください。そうしたら、一生、牧師の生活を保証してさしあげますから・・・」。断ると、「イエス様がおっしゃっておられるとおり、家族を捨てることができない牧師は、牧師ではありません。牧師先生が家族を捨てないというなら、私たちがこの教会を出て行きます・・・。」といいます。そして、それだけが理由ではありませんが、その姉妹夫婦、教会を離れて行きました。
下松愛隣教会の牧師を名乗って、その姉妹に面会したとしたら、何が起こるか、想像に難くありません。50本のスイートピーの花を床に投げつけ、踏みにじり、「いつまでも、<局長>ずらしないでよ!」と罵声をあびせられることになるでしょう。
老人ホームの看護婦さんに、「下松教会の役員の小笠原さんに頼まれて、母の日の花を持ってきました。明日雨が降ると花がだめになるおそれがありますので、今日持参しました・・・」ととっさの挨拶をしたのは、筆者にとっては、最善の策でした。
母の日には、筆者が教会の庭で作った安価なスイトピーの花ではなく、下松教会の牧師が、花屋さんで買った、高価できれいなカーネーションの花束を持参されるでしょうから・・・。
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